2008年05月26日

新司法試験雑感

大変、ご無沙汰でした。

とっくのとうに平成20年の新司法試験が終了しました。そして、受験いたしました。

長い4日間(間の休み入れれば5日間)でした。会場では集中力を要し、そして、意外と体力を使います。これからという方は院の定期試験や予備校等で行う模試などで実際に試験時間通りにメモ答案を書くなり、塗るなり経験はするとは思いますが、この感覚は慣れた方が良いでしょう。

問題については詳しい検討は方々の司法試験向け予備校でしてますのでそちらをご覧になることとして受けてみての大まかな感覚としては判例・条文は大事だよと言うことでしょうか。現役院生の方なら腐るほど聞いている話とは思いますが受験するとでそれは痛感しますよ。

もう一つ。繰り返しかもしれないけど体力と体調は整えておきましょう。今年の試験前は暑くなったかと思ったら急に寒くなったりと体に悪い気候でした。そんなんだから択一で疲れた体にウィルスが入ったようで論文1日目は風邪をひいてふらふらになりました(休みの1日に病院に行き、薬はもらいましたけど)。くれぐれもお気を付けて。

2008年03月31日

卒業式

つい、先日卒業式がありました。

考えてみると人生最後であろう学生生活であり、最後の卒業式となるのだなと、それはそれは感慨深い・・・、かというとどうだろうか。

入った頃には長そうな3年間も、日々の予・復習、定期試験対策、レポート作成・・・etc日々机に向かいてという大学院生活を送っているうちにさーっと過ぎたような3年間だったなあと。

しかし、式典に出て、学位授与式で法務博士の学位を貰い、大学院は確かに卒業したんだなと実感はありましたな。とはいえ、試験の受験要件を満たしたけど、まだその先があるわけですがね。

そうして、式典も終えて、通常、学生は入室不可というぴかぴか(新しい)レセプションルームにて催された懇親会に出席。外の景色がとても良かったなぁ。
懇親会ではまあ、バー飲んで、レストラン食べて食べて、お世話になった先生方や友人らと語らう。
3年間で最も先生方とここまで打ち解けたことがあったであろうか。色々と話が出来たのは貴重で良い経験だった。そして酒の力もあってか先生、学生混ざって盛り上がって歓談できたのは良い機会だったなあと。
突如に歌い出す某先生が見られたり、先生方ともカメラ写真も撮れたし良かったなあ。特に、研究科長との接近戦なツーショット写真はある意味よい思い出となるだろうな(笑)。


でも、卒業という区切りはついたとはいえ、研究生という形でもうしばらく学校にはお世話になるのですけどね。

さて、このタイトルから若干立場変わるんだよな。どうしようか。とりあえずそのまま行きますかね。

2008年03月06日

修了試験

我が校には単位充足者を対象にした修了試験というものがありまして、
先日、その修了試験が終わりまして、どうやら無事にぴかぴか(新しい)卒業できることが確定しました。

公法系、民事系、刑事系の教員3人学生1人の口述形式の試験でした。しかし、まあ順番が来るまでは緊張するものです。

で、控え室にて待たされること2時間、いざ試験へ。
公法系は予想が手(チョキ)的中。民事系は苦手な部分が出題される。苦戦を強いられるふらふら。刑事系は解答後に出題部分についてなんたるかをレクチャーされたりしました。

そして、その場で結果が発表。無事合格。教授から「卒業式には出てね。その後に懇親会もあるからこれも必ず出るように。」と念押しされて、教室を後にする。といった具合。でした。

まずは、ホッとしました。

これで、主たる学校行事は下旬の卒業式を残すこととなりました。

2008年02月03日

新司法試験の会場

関東地方は雪雪がしんしんと降っております湿っぽい雪なので、少々溶けてましたが4cm位の積雪ですね。

さて、本題。先日、法務省から平成20年度の新司法試験会場が発表となりました。(http://www.moj.go.jp/SHIKEN/SHINSHIHOU/h20-17jissji.pdf

発表された資料によると、

札幌市 北海道経済センター(札幌市中央区北1条西2丁目)
仙台市 東北学院大学土樋キャンパス(仙台市青葉区土樋1−3−1)
東京都 TOC(東京都品川区西五反田7−22−17 TOCビル13階)
      サンシャインシティコンベンションセンターTOKYO(東京都豊島区東池袋3−1 文化会館)
      TOC有明(東京都江東区有明2−5−7)
名古屋市 愛知大学車道キャンパス(名古屋市東区筒井2−10−31)
大阪市 マイドームおおさか(大阪市中央区本町橋2−5)
     大阪商工会議所(大阪市中央区本町橋2−8)
広島市 広島国際大学国際教育センター(広島市中区幟町1−5)
福岡市 南近代ビル(福岡市博多区博多駅南4−2−10)

(※なお、今後の詳しいことは法務省のHPで確認してください。)

名古屋市の会場が変更に。東京都、大阪市の会場が各1会場追加となりました。受験者数が増えたということなのでしょうかね。


さて、私は東京近郊の人間のため、東京都での受験となるので東京について話せば、昨年と同じ池袋サンシャイン五反田TOCに加え、有明のTOCが追加です。
唯一山手線圏外となる有明だと交通費かかりそうですな(笑)。駅(りんかい線国際展示場前ゆりかもめ国際展示場正門有明)からは近いんですけどね。
選択科目によって割り振られるという話ですが、果たして何処に行くのやら。
ちなみに、昨年の東京では
破産・知財・租税・経済五反田TOC
環境・国際(公・私)法池袋サンシャイン
労働法両方に振り分けられた
らしいです。

2007年10月30日

Professionalな判例六法



有斐閣の判例六法Professionalが出ましたね。

今までの小六法に代わる中型六法に判例を付けたものであるようで。
また、2分冊にして持ち運びやすくなったり、デザインがシンプルながらファッショナブルとなったり、中身が2色刷になって見やすくなったり・・・。

とりあえず、見た感じの感想なぞ述べてみた。まだ、自分は買ってないのですが、それほど悪くはなさそうですね。



買っていない理由としてはこのリニューアルする通常版の判例六法も気になるのですよね。コンパクトになったし、やはり2色刷になる辺りはこっちでも良いのかなとも思うのだが。どうなんでしょ?
ラベル:判例六法 有斐閣

2007年09月14日

今年も合格者数発表の季節

昨日、法務省より平成19年新司法試験合格者数が発表となりました。
(ニュースはこちらから、大学院別の合格者数など、法務省からの発表はこちら。)

本年の合格者数1851人合格率(合格者数/受験者数)にして40.2%となった。受験者という分母も増え、合格者もそれなりに増えた。合格率は40%台をキープ。私のときはどうなることか・・・。今の法務大臣のせいで人数を変に抑制して、率が暴落したりしないと良いのですが・・・。

で、学校別の合格者数を見てみると、

1 東 大・・・178人(58.6%)
2 慶応大・・・173人(63.8%)
3 中央大・・・153人(52.4%)

ちなみに、4位 京都大135人5位 早稲田大115人

人数によるばらつきもあるのでさらに、合格率を見てみると、

1 千葉大・・・64.5%(40人/62人)
2 京都大・・・64.0%(135人/211人)
3 慶応大・・・63.8%(173人/271人)

人数で見るとやはり、東大など名門が相変わらず、強い
率で見ると今年は千葉大が高く出た。濃密な指導があった結果でしょうか。
ただ、どちらでもランクインしている慶応大例の、植村教授の類題出題問題があった中では何か勘繰ってしまいそうですが・・・。まあ、合格率は昨年(63.4%)と比べてもさほど変わっていないが・・・。


========================
で、こちらは私的な話。昨年は学校がお通夜化した惨憺たる結果でしたが、今年は人数もさすがに増え、率にしても平均に至らぬものの、まあ、だいぶましになりました。
今度は我々の番。自分もこの分子(合格者数)になって、学校平均を上げる立場にならないとな。


2007年08月28日

エクスターンシップ

エクスターンシップ、いわゆる弁護士事務所での実地研修をしてきました。
私の所では1週間ほど実施するのですが、内容としては主に、法廷での傍聴、訴訟記録・資料の読み込み、打ち合わせ・相談の同席といったところです。

これも当然、守秘義務がありますので詳しいことは述べられませんが、
たとえば、民事訴訟のラウンドテーブル法廷での和解、弁論準備手続その他手続きの実務や個人、企業破産事件の相談、手続き開始に向けての打ち合わせなど様々なものが見られました。

特に、印象に大きく残ったのは債務者の代理人側で民事再生事件の申立から債権者説明会、手続き決定の瞬間までを見られたところでしょうか。
債権者説明会というと、イメージとしては債権者が戦々恐々として、ヤジやら怒号が飛び交うものと思われるものだけど、今回は債権者も負債も小規模だったこともあり、ヤジなどもなく、むしろ、支援に前向きな人が出るくらいで、実に、スムーズ、かつ平和に終わりました。
これからが資金のやりくりとかが大変らしいけどこの会社には息を吹き返せるようがんばってほしいですね。

このように弁護士の仕事の一端、そして、ランチや飲みニケーションの場では弁護士のやりがい、本音や実態(笑)をかいま見られて、貴重な体験であり、刺激にもなりました。

アットホームな事務所であり、やりやすく、本当にいい体験でした。この仕事につけられるように頑張りたいところです。

2007年08月02日

テスト終わって

前期のテストが先日終了しました

6科目なのにどっと疲れました。やはり、3年にもなると1つあたりのボリュームが重くなる物です。最後の科目、これがまた、新司法試験に合わせて6時間でやったものだから、これが終わってから、もう気力も体力も抜けてくたくたでした。

ということで、夏休みに入りました。前期の復習と共に、休むところは休んで、時々出かけて鋭気を養おうかと。

2007年06月26日

これぞ、生の事案なんだな

先日、学校の課外実習とでも言いますでしょうか、クリニックの授業で法律相談の補助員として某首都圏の郊外の市まで行ってきました。

役割メモ相談者から相談内容を聞き取る仕事でした(ちなみに回答は大学院の教員が担当。一旦相談者退席の上、我々学生に回答を確認させて、合議して回答を考える場合もある)。

中身は当然、守秘義務があるので書けませんが、文章などでふれる事案と違い、相談者はどれが主要事実かとか、法律上必要な要件なんて知るよしもなく、ありったけの経験した事実を話すことが多く、ややこしくなることもあるわけで、我々はそこから主要な事実は何か、適用上必要な要素は何かをより分け、話に出てない前提となる関係やら要素を質問して聞き取ることもするのです。

当たり前のように、こう書いても実際は完璧にすべてを抜き取るのは容易ではありませんでしたね。

ただ、場数を踏むうちに何を聞くかとか、どういう相談でこの場合はこのことを聴こうとか文章から論点を抜き出すように見えてきましたね。特に現役の弁護士教員と組んだときには補充で聴いた質問から抜けた物が分かったり、聴き取り方がひらめきよく分かったものでした。

そして、中には本howto系の法律の本を読んである程度知識をつけ資料を大量に持って、そして分かりづらいところを質問するという人もいましたね。こういう人は事実関係がまとまっている一方で、質問は結構複雑な物になったりすることも多く、1コマの規定時間を30分ほどオーバーするような複雑な質問のオンパレードもあったりしました。

これが世間で相談される生の事実なんだなと実感して1日が過ぎました。

ちなみに、夏休みにまたあるんですけどね。今度はもう少し的確に消えるようになれるだろうか。

2007年05月06日

模擬裁判

GWが終わろうとしています。私の場合はカレンダーよりも1日休みが少なかったですね。

さて、授業の中に模擬裁判という物があるのですが、これはやはり、法科大学院らしい授業ですね。学部ではなかなか経験できないことも多く、モチベーションが上がりますね。まあ、実務系の科目ですから当然でしょうけど。

まず、元判事の先生の授業で判事が着用する「法服」の実物を見させていただきました。ご存じの通り、「何者にも染まらない」濃く、しっかりしたでした。以前は絹でできていたとも言われているようですが綿のような感じでした(材質表示がなかったので何とも言えず)。材質表示の代わりに指名の記入欄というか、押印のタグがあり、そこに名前を記入というか、押印してありましたね。
これを着る立場も良いですなぁとも思いましたね。

次、刑事裁判の模擬冒頭陳述→証人尋問をやってみました。実際の事件記録のアレンジ版を使ってそれを基に進めるものではありますが、その質問なども載っているものの、そのままでも結構誘導気味だったりするもので。
証人尋問では弁護側を体験したのですが、異議を受ける(いわゆる、異議あり)と焦りますね、誘導と言われれば、言い方を変えるなり、質問を変えたり考えるのって。まあ、そういう心理的な揺さぶりも一つの訴訟対策だったりするのですが。

2007年04月28日

前日に年を取るって?

私、誕生日が4月でして、今月、また一つ年をとりました。もう、20代後半ですからそろそろ喜びも薄れてくるのでしょうか。

ちなみに、法律上厳密に言えば、実は我々は誕生日の前日に1つ年をとるのです。

年齢計算に関する法律によれば、年齢は出生の日を年齢の起算日として(1項)、(すなわち、初日を算入するんです。)そして、起算日に応答する日の前日にその年齢を満了し、その瞬間に1つ年をとる2項、民法143条準用)。

すなわち、仮に、4月29日が誕生日の人は29日が応答する日で、その前日の28日が満了した瞬間=28日24時の瞬間に1つ年を取ると言うことになる。
28日24時は29日0時と同様なのだが、法律上、厳密に言ったら前日から当日に変わる前の瞬間に年を取るから誕生日の前日に年をとることとなるんです。

ちなみに、これは学校教育法において小学校等の学齢の計算で4月1日までは一つ学年が上で、4月2日から一つ下の新しい学年になるということの根拠(法22条)でもあるのです。
学校教育法22条では、保護者(中略)は、子女の満6才に達した日の翌日以後における最初の学年の初めから、満12才に達した日の属する学年の終わりまで、これを小学校(中略)に就学させる義務を負う。(後略)としている。
ということで、4月1日生まれの子供は前日の3月31日に満6歳になるということになり、その翌日4月1日から始まる新学年(学校教育法施行規則44条)に入れると言うことになるのです。
ラベル:誕生日 民法 法学

2007年04月26日

増える受験者

新司法試験の受験者数が急増
http://www.asahi.com/national/update/0419/TKY200704190382.html?ref=rss(asahi.comより)

人数について法務省の発表はこちら(pdfファイルです。)

法務省発表と報道によれば5月に行われる新司法試験の受験者数は前年比2.5倍5280人になるとのこと。

新聞等の報道では急増って言うところもあったが・・・。そりゃ去年は第1期の既修者コース卒業生しかいなかったのだからね。今年は昨年の再チャレンジ組第1期未修者・第2期既修者の卒業生も受けるのだから増えるのは当たり前なわけで。

で、予想合格率は4割前後であろうと。昨年より8%減位ということ。合格者数も1800〜2200人に増えるとは言え、想定された話だが、それも受験者数増えりゃ仕方のないことか。

来年はまた増えて、で、年々増えてきて(回数制限もあるからねずみ算式に延々と増えるということはないでしょうけど)いずれはどれほどの合格率になるのだか。私の受ける2008年度も何とかこの40%台は維持できないものかね。

まあ、何にせよ自分がやらねばならんのだけどね。
ラベル:新司法試験

2007年04月17日

今更ながら新年度

新年度を迎えました。3年生となりまして、いよいよ気合いを入れないとなと感じております。

だいぶ科目も試験向けの実践的なものや実務的なものという感じでしょうか。

民事法総合、民訴法演習、刑事法総合なんて即日起案させたり、判例研究したり。民事法においては試験問題に即した事例問題から各論点を抽出したり、また、3人の教員がそろい踏みし、融合的なものから民法、民訴法、会社法個々に解説するという大変だけど実践的なものという感じがしますね。
実務的といえば法文書作成・模擬裁判や我が校では必修ではないですがクリニック&エクスターンシップなんて科目があります。

法文書作成はまあ、名前の通りで、起訴状作ったり冒頭陳述作ったり、現実にあった事件をアレンジした教材(現実の事件だけに、複製禁止、今期の授業が終わったら返還を求められる代物)を用い、進行し、模擬裁判に向けて準備していきます。民事、刑事ともに役割も決まり、徐々に動き出します。

クリニックは法律相談の助手として相談員教員に付き、事案の聞き取りや事案整理、適切なアドバイスを考えていくことを学び、エクスターンシップは弁護士事務所で書類作成や資料調査等実務を学びます。この辺は夏頃に集中的にやるそうで、責任も伴い大変そうというのが正直なところですが法科大学院らしい体験ですから楽しみでもあります。

そういえば、選択必修として先端科目群がありまして、これもまだまだ単位を埋める法曹として幅広い知識を習得するため履修するのですが、不思議なところで、なぜ、「企業法務」という科目にこれほどまでに人がどっと集まりました。
予定の教室にほぼ一学年分集まり、狭い教室だったので広い教室に移動となりました。必修でもなく、ビジネスロイヤー希望者が多いなんて話もなく、特に人気の出るような科目だと思っていなかったのになぜだ? 時間がちょうどよいのもあるのだろうけど。単位埋めるのにいい感じだったのでしょうか。私は興味もあり、おもしろそうなので取ったわけですが。

新年度もどうぞよろしくお願いします。

2007年03月28日

年度末の恒例行事

久々に本業関連ネタを。

年度末の定例行事、新年度ガイダンスがありました。いよいよ3年生なんだなあという感じです。学生証の裏面貼替え各種書類の配布新年度の履修について、3年生では関わりはごく小さい(でも、今まで半期科目だったのが通年科目になったのがあったな)新カリキュラムの説明等。

面白いのは各種書類の中で5冊ほどテキストが配られた。補講レジュメの再編集版だったり、自習用だったり、演習で使う問題集など文科省のプロジェクト(?)による補助金で作成された物である。どちらかと言えば、未修者の教育に力を入れているだけはある。理解を助けるために役に立つ(はずの)テキストだろう。

そして、研究室の席替え。例年通り、こちら(事務局)で抽選しました、というお決まりのパターン。ガイダンス内で結果発表を見るだけ。幸い?なのか、近くに移動。たいして場所は変わらない。その後のお引越は意外と楽に済んだ。ただし、忙しさにかまけてあまりファイリングしていなかった資料の整理に手こずった。今度は気をつけよう・・・。

さて、予習課題もきているし、いよいよ始動である。


あ、そういえば、旅行記の後半まだ編集中だった。休み中になんとかしないと。

2007年01月31日

試験終了につき

1週間にわたる試験期間が終了。ホッとしながらブログを書いております。

しかし、なんですな。年々テスト期間長く感じますな

試験のために勉強する量が増え、授業期間には予習復習の合間にさらに準備しなければならず、準備期間がその分長くかかり、試験まで時間かかるなあなんて感じるのでしょうか。

反省すること、愚痴ることも多々ありますがね。
実務系の試験では「争うんじゃなく棄却せな」だったり。
民法では「まさか、相続に関しての範囲を入れるとは・・・。」だったり(周りの方々、予想もしてなかった方が多かったようで結構落胆してました)。

で、ラストには「4時間ぶっ通し」の試験も登場。公法系の総合演習なんて感じのもので、本番と同様の時間でやってみるというものです。
これだけあるとかえって時間配分に気をつけないといけないものです。憲法、行政法で2等分とはいかないもので、しかも最初の時点で問題の難易見て振り分けねばなりません。

とりあえず、疲れました。春休み、補講もあるけど、上手に眠い(睡眠)休息をとることとします。

2007年01月24日

判例六法製本不良

テストが目前となった今日この頃、就寝前のネットサーフィンでこんなお知らせがあると気づく。

ご存じ、有斐閣の『判例六法 平成19年版』の一部に製本不良が発生したという。

有斐閣のお知らせによれば、

「本文用紙と背表紙との接着不良によるもので,一部の頁(主に本文30頁と31頁2338頁と2339頁の間が割れてしまう場合がございます。」(「製本不良のお詫び」より抜粋)
とのこと。

使われている人も多いと思われます(かくいう、私もその一人)。有斐閣の判例六法お使いの方はご確認を。なお、交換の手続等々詳しくは有斐閣HP(または記事中でリンクされている「有斐閣のお知らせ」)でご確認を。
(ちなみに、私の『判例六法』は大丈夫なようでした。(1/31追記))

最近、企業が期限切れ材料を使った不良な品を出してしまい、謝罪したり、某番組でデータねつ造があり、やはり、謝罪したり。
不良な物って色々と出てくるのね。まあ、六法くらいならましな話でしょうけど。



ラベル:有斐閣 判例六法

2006年11月03日

小田急高架化訴訟原告敗訴確定

061101court_saikousai.JPG
2日、最高裁小田急高架化訴訟(正しくは小田急線連続立体交差事業認可処分取消等請求事件)の判決が出た。昨年12月にこの事業の原告適格について判断はされているのでこれ以外の事業の実質部分についての判決である。(早くも最高裁の方に判決文はアップされている)

傍聴に行ってはみたのですが・・・小法廷ということで原告の方以外の一般傍聴席は24席。昨年の大法廷判決の時とは違い、ごく少数に。倍率3〜4倍の所ではずれました。ということで中では傍聴はしなかったが開廷の15時頃まで珈琲飲んで時間つぶして待つことに。

061101court_oshirase.JPG
15時開廷で、約5分くらいだったか。傍聴者が出はじめた。出てきた人の話原告支援者の雰囲気を見るとこれは下馬評通りのようであった。

報道されている通りで、判決上告棄却2審高裁判決を支持。原告側敗訴ということであった。

判旨はこのようになった。

事業の調査、検討の結果について事業費の面で高架式が有利であり、騒音について予測値は条例や公害防止計画に適合する数値であり、それでも損害賠償責任が別件で認められてしまってはいるが少しでも騒音を減らすため、高架橋の重量化や防音壁、装置の設置、設備等騒音対策を備え、現実にもこの数値通りか下回っており騒音についても考慮されている。また、地形的条件でも河川の下をくぐるため深度がかなり深くなり、この点の判断も合理性を欠くものではないとしている。
そして、これら判断過程において考慮すべき事情を考慮しなかったことはなく、高架式を採用したことについて都の裁量権の逸脱や濫用はなく、本件鉄道事業認可について適法と判断した。(なお、側道事業は原告適格が無いと最高裁で判断され、事業としては日照確保や騒音、振動低減のための設備であり、事業に違法性はないことを高裁で判断している。)

高架化事業に賛成の立場としては妥当な判決である。また、地形的条件や騒音対策などについて小田急や都の判断理由を適正に判断した点は個人的に評価して欲しい点であったので最も納得できた。この長いことかかり、ある程度利用者としては助かっている高架による連続立体交差事業(以下連立事業と言う)、複々線化事業が法的にも違法性のないことが認められ、本当に良かったと思う。


考えてみればこの訴訟は原告適格についてH17年最高裁判決はリーディングケースとなり、1審は実質審理には納得はいかなかったものの原告適格を広く見たことは意義があったのかも知れないが、求めていたものが利用者からすれば利用者無視のプロ市民によるエゴの押しつけと言うのが正直な感想であった。だいたい反対している人がどかないから結局この高架化・複々線化事業は50年近くかかった時点で利用者としては疎ましかった。

報告集会において今回の判決が出ても原告側は連立事業は道路開発の事業であり、道路作ってこれが無駄と環境破壊を招くとしていることが変わっていない。立体化しないで踏みきりで止めた方が排気ガスだらけでかえって環境に悪いし、地下化しても側道作らないで交通量の分散化がされないのも同様なのに。

昨年の行訴法9条2項新設による原告適格の判例解釈の変化についてもコペルニクス転換をしたと言っているが、従来の9条1項の「法律上保護された利益」説は維持しつつ、提訴の門戸を広げるため対象の幅を拡張したにすぎないし、しかも実質部分の判断が上告棄却になったからって裁判所が姑息で国民を裏切ったと言うのはどうだろうか。しかも何らかの圧力があってこうしたって発言も・・・裁判所を愚弄するようだ。はっきり言って棄却されたことが違法だというのも失当な話だ

それに、高架化か地下化とどちらが適正化かという判断が不十分であるとの話であるが、事業進める上での調査や考慮をあれだけ検討したのにこれ以上何をするのか。高架化したときと地下化したときの事業費の検討について既に収容した土地の取得費の500億円を高架化での事業費検討に加えてない所を突いて検討は失当としているが、地下化でも2層4線でも1層4線でも線路の真下だけで作業は出来ない。やはり周辺の土地を取得はしないといけないのだからどちらにも同等の金額が乗っかるだけで大して差はない。(ちなみに事案概要では事業費は高架化1900億円、地下化3000億〜3600億円とした点を認めている。)
周辺の土地利用による鉄道事業分の受益分についても判断がろくになされていないとのことも指摘している。確かに、されていないのは事案概要でも認めているが地下化して空いたところには線路が下にあるから大して基礎も打てず、それほど使えるような建物は建てられないであろう。高架下では今やクローゼット、自転車置き場、スーパー等の商店や図書館の分館が出来ていたりする。こちらの方が余程生産性はあるだろう。それに一時「のコリドー」という緑道にするという高架化の代替案が出ていたがこれでは生産性はないし、こうするのにどこに土地を買ってもらうつもりだったのか。都や世田谷区か?これだと結局血税を出させる事になり、事業費が無駄とは言えなくなる気もするし、税金でこんなん作らせるのでは本当にエゴでしかない。

さらに高架があることで街が分断されているとも言っていた踏切有った方が実際人の流れが分断されて確かに分断されるが、高架なら踏切の無い分流れが双方に出来て街の一体化は図られているはずだ。実際祖師ヶ谷の街はこれで一体化しているらしいし、最近なら東急の元住吉高架化したことで二つの商店街から一体化した流れが出来たというのに。見た目だけで判断し、あくまで地下化でないとダメというのはもうただ電車が邪魔なだけで、とにかく高架は何も利益をもたらしていないと言っているようだった。本当にどこまでもエゴっぽい・・・。

とにかく、裁判は結審した。今後、小田急利用者の利便が図れるよう、地域の方と協力し、事業を進めてほしいところである。
061101trainvoice.JPG

2006年11月02日

議論派多しグループ発表

私の所属している公法・憲法分野の演習のクラスはグループ発表と議論をするという授業形式を採っているのだが、先日ついにこの順番が回ってきた。

先生からお題が提示され、それについて3人1グループで判例や学説等関連するものについてまとめて(だいたいレジュメを切って)説明する。普段聞く側ならお題についての問題を解いて、ある程度基本書読んで判例調べることで済むのだが、さすがに発表となると普段の何倍、いや、二桁倍くらいは準備しないとならない(レジュメも作るし)。
各自判例まとめる、学説調べる、分野の周辺に関する判例をまとめるなど分担もしたのだが、思ったようにはいかない。

ハプニングもあった。授業のない日に集まろうとしたら一人欠けてしまい、残り一人はご機嫌ナナメになってしまった。で、私も大して出来の良い人ではございませんし、うちのグループはずば抜けて出来るグループと言うほどでもなく、お互い発表がうまくいくか不安であり、特に友人は責任も感じているため神経ピリピリちっ(怒った顔)。その日はもう前半戦は一触即発でした。調べてきた判例に「それ違うよ。」「そうじゃなくてこう読んで欲しいんだよ。」「読み込むっていわないよ。それ。」と。私も凹んだバッド(下向き矢印)。確かにポイント捉えられなかったところも多々あったが・・・。
そして、このクラスは理論派というか、「議論派」が多く、何突っ込まれるか分からない。想定問答に対応するのにも結構追われた。それだけに神経ピリピリになるのも当然ではあった。

レジュメは、取り立てに追われる作家の如くで私が前日締め切りの原稿を待たせてしまったが、立派なものぴかぴか(新しい)が友人の編集で出来た。

そして、当日の発表。こんな発表はかなり久々だった。一瞬戸惑うこともあったが緊張の中何とか乗り切った。
ただ、質問応対やまとめはその友人に引っ張ってもらってしまった感じである。だいぶこの友人にはおんぶにだっこになってしまった。(ホント申し訳なかったわ。

しかし、信教の自由に関する辺りだから議論は盛り上がった。宗教の話では詳しい方から調べも付かなかった事を色々説明してもらったし。個人の信条の違いから代替措置の許される範囲や政教分離の限界についてまで議論派の方々のおかげもありだいぶ盛り上がった。

まあ、これだけ苦労したんだし、印象に残るだろうな。ただ、通常の数倍も負担かかるからもうしばらく良いかなとも思う。このおかげで直前に体調不良ふらふらに陥るし、他の科目ほとんど手つけられる状態ではなかったし。

2006年10月24日

速報! 小田急高架化訴訟原告住民敗訴へ

読売新聞によると、小田急線の複々線化及び高架化事業の認可取消訴訟上告審の判決11月2日に言い渡されることとなった。

 法科大学院に通う方々で行政争訟法の授業をおとりになった方なら行訴法9条の原告適格について学び、この判例にも触れたかと思うが、昨年12月には原告適格について大法廷に論点回付されて、周辺住民40人のうち東京都環境アセスメント条例の対象地域内に住む37人鉄道事業部分(喜多見付近〜梅ヶ丘付近の約6.4km)について原告適格を有すると判断され、その後、第1小法廷が事業の実質部分について審理を進めていた(昨年の大法廷判決について当ブログ内の参照記事はこちら)。


 実質部分について、1審東京地裁ではあの藤山裁判官鉄道及び付属街路事業地内のの不動産所有者9名に原告適格を認め事業について違法と判断した。
 2審東京高裁では全員の原告適格についてもはや事業地内に権利を有する者はないとして否定事業も適法と判断した。
 今回、2審判決を見直すのであれば本案審理の中で弁論を行うのであろうが、これ無くして判決を言い渡すと言うことなので2審を支持住民側の上告棄却となる見通しと相成ったわけである。

 詳しいことはまた判決が出てから触れようと思うが、実質部分に付き、妥当な判決が出るかと思う。最高裁は正しい判断をしてくれるのであろう。利用者としては高架が認められることは当然のことであり、喜ばしいことであると思う。
 11月2日の判決言い渡しが楽しみである。

2006年10月14日

忙しくて・・・

1週間ぶりの更新で。どうも忙しくて更新がこんな調子です。

後期入りまして、何が忙しいと言えばいわゆる演習科目ゼミ形式の少人数授業)が増えた(今期3科目5コマ。前期は1科目2コマでした)ため、準備に時間がかかるようになりました。当たり前だが当然指されるので綿密な予習が必要であり、また、レポートや予習課題の提出もある。特に民法系では何時間かかっているのやら・・・。

選択科目も指すため、ケースブックの問題検討がいるのでこれも負担(演習科目よりはまだ楽な方だが)。
まあ、予習復習は法科大学院の講義では当然のことなのですが。夜遅くなることが本当に増えました。都心から郊外へ帰る人間なのでそれでも21時〜22時までには出ることにしてなるべく終わらせる努力はしてます。

やはり、2年も後期になるとやることは増えるものです。仕方ないことですな。

追伸↓19年度のポケット六法発売しましたね。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。